情報を記憶に残す映像とは
情報を記憶に残す映像とは
映画館に行って,ポップコーンを買い,ごそごそとチケットを取り出す。
9番スクリーンFの3だと確認して,中に入ると列はすっかり忘れていて,
もう一度取り出す。
今度は忘れないように「Fの3,Fの3・・」と頭の中で繰り返して席を探す。
当然映画を見たあとに席の番号など覚えているはずもない。
人は実に忘れっぽい生き物ですね。
リチャード・アトキンソンとリチャード・シフリンが提唱した多重貯蔵モデルでいう短期記憶には,5〜9個までの事柄(チャンク)しか入らないと言われています。
「223606797749978」という15個の数字を覚えることは普通は難しい。
しかし,「富士山麓オウム鳴く,名無しクックの質屋」と語呂合わせ(√5の覚え方です)にすれば,
数個の意味の塊になって覚えやすくなります。
そしてそれを長期記憶に移すためには,何回も繰り返す,
または,語呂合せのようにストーリーと結びつけます。
つまり,記憶に残りやすくするためには,
1.チャンクの数を減らす
2.イメージ化する
という2点を意識することが大切です。
法人用映像制作ではこちらの2点、訴求の為にも非常に大事なポイントとなります。