クリエイターズステーションに掲載されました
明けましておめでとうございます。
本年も何卒宜しくお願い致します。
下記クリエイターズステーションに掲載されましたので共有致します。
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こんな面白い実験があります。アンケートで「この中から自分の好きなものを選んでください」と選んでもらった映画と、「実際に映像を見てもらって計った脳波が好意的な反応を示す」映画とでは、まったく違う結果になる、というものです。
これは何を意味しているのでしょうか? 実は、人間の趣味趣向は、無意識の領域にコントロールされている部分が大きい、という事実です。私たちの体では、心臓は勝手に動きますし、血は常に流れています。今日は鼓動をちょっとゆっくりめにしてみようとか、血の巡りを早めにしてみようとか、できないですよね(笑)。
人の体は、実はそのほとんどが無意識に動いています。どんなに意識的に動いているつもりでも、人は無意識にいろいろなことを感じて判断しています。
人を動かす映像を作るためには「脳が映像に対してどのような反応をするか」を知ることがポイントなんです。私たちは、脳科学の論文などから集めたノウハウを応用し、映像制作に反映しています。
人の興味を引くためのポイントを押さえた映像が作れるのですね。
脳科学的な知見のほかにも、「ユニバーサル&バリアフリーデザイン」「マーケティング」「社会心理学と統計学」というポイントも押さえた映像づくりを心がけています。年齢や病気などで見えない色や形、聞こえない音があるのをご存知でしょうか? 子どもと大人では、聞こえている音は違います。年齢や文化の違い、障がいの有無を問わず、誰でもが見られるデザインを推奨しています。また映像を作る上では、マーケティングの観点からの分析や、流行や社会現象も無視できません。ただデザインがかっこいい、映像がキレイ、というだけでは駄目なんです。これらの知識とノウハウこそが、私たちの映像制作であり、最大の強みです。