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動画制作を依頼する場合は仕様書を作った方がいい?仕様書の作り方1

動画制作依頼で欠かせない「仕様書」とは何でしょうか?
広義の意味では「仕方、方法などの説明書または依頼書」を総称して「仕様書」といいます。
動画制作の現場では、主に後者の意味で使われます。
仕様書があると、委託先の会社とのやりとりがスムーズになります。
今回は仕様書に関するメリット、記載項目、注意点などを説明します。

仕様書を作るメリット
動画制作におけるメリットは2つあります。

■要望を推し量るために割く時間を減らせる
まず1つ目は動画制作段階において、「どうすればより良いものにできるか考えることができる」点です。
「なんか良い感じにして」「みんなに受けるように」
皆さんも学校や会社でこんなセリフを耳にした経験はありませんか?

残念ながらこれでは「具体的に何をするのか」何一つわかりません。
たとえ動画制作のプロであってもそこは変わりません。
そして制作作業の大半を「どんなものを制作するのか」に費やしてしまいます。
作ったものをさらに良くするための時間が減ってしまうのです。
これはとてももったいないことですよね。
あらかじめしっかりとした仕様書を作っておけば、
製作そのものの時間を減らすことに止まらず更に動画を磨くことができるわけです。

■やりとりがスムーズになる
二つ目は「委託先とのコミュニケーション、やりとりをスムーズにできる」ことです。
しっかりとした仕様書を作っておくということは、
つまり説明書をあらかじめ用意しておくこと、に他なりません。
動画内容・納品日・納品形式・契約条件など、
普段ならば何度も確認しなければならない項目を減らすことができます。
会社における厄介で仕方のない「ちょっといいですか」の回数が劇的に減るのです。

加えて納品後のトラブルを防ぐことにもつながります。
内容が曖昧で、あとは口頭で簡単に合意をしてしまうと
後々「完成後のイメージと違う」「追加費用が発生する」などのトラブルに発展する可能性があります。
仕様書に重要項目が明記されていることで、
もし認識に齟齬があった場合でもトラブルを防ぐことができるのです。

■見積もりが安くなる可能性がある
さらに「仕様書が良い」と委託先に認識してもらえると、
見積もりが安くなる可能性があります。
クライアントからの提案が曖昧であると、追加費用の有無が判断しにくいのです。
後から食い違いが起きないように、委託会社は見積もりをあらかじめ高めに設定する傾向にあります。

これが逆に、詳しく仕様書を作成しておけば委託会社から
「仕様書が整っていてわかりやすい」という信頼を勝ち取ることができます。
前述したように、企画段階に用いる時間が劇的に減るのです。
このため制作費である「企画構成費」や「ディレクション費」が安くなる可能性があります。
仕様書で共通認識を持つことだけでこれだけのメリットが生まれます。

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