人を惹きつける動画を作るための心理テクニックとは５
物語を伝える
人を惹き付ける動画を作るためには、物語を伝えることが大切です。
上記でも少し触れましたが、人の話を聞くことや、映画やドラマなどから得た話の中には、
自身がまるで体験しているかのような気持ちになることがあります。
それは、話の内容から共感が呼び覚まされたときであると同時に、
脳内で実際にその体験をしたときと同じ部分、部位などが活性化されます。
たとえばお寿司を食べたときの話を聞いたときは感覚皮質が反応し、
甲子園初出場で三振をとれた話を聞いたときには運動皮質が実際に反応するのです。
話を聞くことや見ることで自身の記憶をもとに身体の細部の感覚が刺激され、
まるで実体験かのように感じる、いわゆる共感が生まれます。
さらに動画の中に事実を盛り込んだ話や現代の背景などを取り入れることで、
よりリアリティーが増し、自身のことのように実感できる人が増えることでしょう。
よくある例でいえば、表舞台で輝いている順風満帆に見える芸能人の苦悩などを描いた動画は、
売れるまでの道筋、さまざまな紆余曲折などがストーリー化されていることでその苦労してきた部分と自身の記憶、
そこからまるで自分も体験しているかのように感じることで共感が生まれていきます。
そのため、動画制作は物語をきちんと伝え、見ている人の感覚を刺激することが重要になってきます。