ワイプとはカット編集された映像を切り替える際に、元の画面を上下左右や斜めや中央方向からスライドするように、あるいは丸や四角や星形などの形で表示された画面で抜き取るようにしながら画面転換する映像技術です。

現れた画面が拡大して画面が切り替わるパターンや、元々表示されていた画面が何らかの形に収縮するようにして切り替わるパターンがあります。また、波のように揺らしたり、ゆっくりと薄くしたりというようなエフェクトを付けることもあります。
加えて、画面の一角に小窓で別の映像を重ねて表示する手法のこともワイプと言います。

異なる2つの映像を並行して見せることができるので、テレビ番組でVTRを流しながらスタジオの様子を伝える時などによく用いられます。