映像制作において、その作品のイメージやクオリティを大きく左右する編集技術の一つとして挙げられるものに「インサートカット」があります。これは、映像作品のいわゆる「本編」の中に、別の音声や動画の素材を組み込むということをさします。

一般的に見られるインサートカットの例としては、誰かのインタビュー映像の中で過去を回想させる場面があった場合に、その回想画面を映像のみ流しながら音声はインタビューを流す、といったようなことがあります。

こういった演出を効果的に用いることによって、作り手側がイメージする映像をしっかりと視聴する側に伝えることができるという状況を作り出すことができるため、活用の幅が非常に広い演出効果であると言えます。