ダウンコンバートとは、高解像度で収録された映像信号を低解像度の映像信号に変換することです。具体的には、例えばフルHD(横1920×縦1080)の映像をSD(横640×縦480)でも映せるように画質を下げ、画像サイズを調整するという作業です。ただし、そのままだと画像サイズが異なるため、これに合わせて画像サイズのコンバートも行われることになります。
この作業により、高解像度の映像を映せない機材でも高解像度の映像を見ることができるようになりますが、映像信号を変換することで解像度が低下するという点には注意する必要があります。ちなみに、その逆を行おうとすると、映像のボケや色にじみなどが発生してしまいます。そのため、ダウンコンバートとは逆に高解像度向けに映像信号の変換や画像サイズの変更を行う必要があります。この作業はアップコンバートと呼ばれています。