「ベータカム」と聞いて、40歳代以下の多くは全くピンとこないと思います。DVDが主流になる前、家庭用の録画はVHSがメインでした。その対抗馬としてSONYが販売していたのが、この商品です。

家庭用の市場では、VHSの勝利!一般の人は見る機会がなくなってしまいましたが、実はテレビ局やCM制作の現場では主流の製品としていまも活躍中です。20年ほど前、テレビ局が取材で使っていたのは、ほとんどがSONYのカメラ。これに対応しているテープがベータカムだったのです。

その後、デジタル化の時代を迎えるわけですが、現在はHDカムという製品が開発されテレビの現場で使われています。ディスク式やメモリー式の媒体も出てきていますが、テレビ局やCM制作会社には、現在もたくさん保管されています。